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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成20年(2008年)7月12日(土曜日)弐 通巻第2255号 

 中国のGDPは2035年にアメリカを抜いて世界一に
  PPP(購買力平価)では2020年に米国と並ぶそうです

 ハーマン・カーン(三輪注:キュベレイに乗ってる人ではなくて、厚生経済学の人)の弟子だったオーバーホルトが『中国がアメリカを超える』などという楽天的未来図を提示したのは、1995年ごろだった。
 当時、オーバーホルトは、香港の野村證券主任エコノミストに転出したばかりで、筆者は香港へ会いに行った。まったく正反対の分析だから興味があった。当時のインタビューは拙著のどこかへ挿入したが、本棚を探しても見つからない。

 中国のお先棒担ぎはほかにもごまんといる。
 こんどはカーネギー世界平和財団のアルバート・ケイデルである。ケイデルは元世界銀行のエコノミスト

 かれの分析に寄れば、年率10%以上の高度成長をつづける中国は、経済構造と消費体質を内需拡大型に移行させてゆき、経済成長ははてしなく維持拡大の方向にあり、2035年に米国を抜き去ると大胆な予想を提示した(AFP,7月11日付け)。
「中国が貧乏だって? それは三十年前の話でしょ」。

 現下、米国のGDPは14兆ドル。中国のそれは3兆ドル(ちなみに日本は5兆ドル)。
 しかしPPP(購買力平価)で換算すれば、中国のそれは、いますでに米国の半分のレベルまできており、2020年に等価になる。2020年に両国のPPP換算GDPは18兆ドルであろう、とケイデルは言う。

 さらに2035年に米国を抜き去り、2050年に米国のGDP予測は44兆ドルに対して、中国は82兆ドルに拡大しているだろうと豪語している。
この予測は米国への警告を含めているのか、基底の心理としてすでに米国は中国との協調路線に傾いているのか。
 
 米国の中国を見る目は、ここでも大変化を遂げている。
古くは仏大統領のジスカールデスタン、「中国は広くて選挙なんか、できませんよ」(だから民主化しなくてもいいの?)。
同シラク大統領「中国では歳月がほかの場所より悠然と流れている」。
このような中国幻想は、日本の政治家や外務省チャイナスクールとあまり変わらない認識である。

 ギ・ソルマンは『幻想の帝国』のなかでこう書いた。
 「中国のファッショが中国人を不幸に追いやり、そして中国をやがて崩壊に導く」。
 「いまの中国を過去の日本や韓国と類似比較するのは間違い。国家が殆どの企業の経営権を握り、このスタイルは旧ソ連型であり、ところが中国経済は世界経済の成長に依存しているのだから過去のソ連型でもない」。
「本来ならマスコミと労働組合が批判力を増して、社会的ひずみの是正に貢献する筈だが、その役割を中国で演じている人も機関もない」。

したがってギ ・ソルマンは「中国が第二の米国」になることはあり得ない、と断言している。


そんなことは三輪が前から言っていますし、普通に考えても同じ結論しか出ない筈です。

【根本】外需依存とは?【原則】 | 復活!三輪のレッドアラート!


そして、内需主導の中国がもしもできたとしたらこんな問題が出てくるんです。
Amazon.co.jp: だれが中国を養うのか?―迫りくる食糧危機の時代 (ワールドウォッチ21世紀シリーズ): レスター・R. ブラウン, Lester R. Brown,
この本は、中国問題を知る人の基本の基本の基本の本です。
レヴューが無いのは、多分この本が古すぎるくらいに古い本だからだと思います。
15年位前の”常識本”です。サヨクの方々には無視されているみたいですが。

私はその前の18年位前から、日雇い労働者の某氏(中国に年に2ヶ月旅行に行きたいために会えて日雇い労働者になっていた人)から中国の山脈を全て棚田にしてしまった写真や、その山脈で飼われている山羊の写真を見せて貰って、「中国は後数十年の間に深刻な食糧危機を迎える」と学生時代に確信していましたが・・・・。(ちなみに、当時は中国はここまで反日に燃えてなかったので、私は当時は中国に対して中立的な意見でありました。現在は知ってのとおりですが。)

ちなみに、レスター・ブラウン氏は様々な環境と食糧問題についての著作を記しておられます。

皆様の参考になればと思い、アマゾンのURLをお知らせいたします。

ともかく、世界銀行のエコノミストにも「永遠の経済成長を遂げる魔法の国が世界に存在する」と言う、経済学の基本の基本のその前の段階で躓いているアホが存在していると言う事も知っておいていただければと思います。

どうも、中国共産党からお金を貰ったら、人間とは突然知性も人格も崩壊してしまう様です。
皆様も日々お気をつけてお暮らし下さいませ。
ほーんとに、中国にしても、中国のシンパにしても知能傷害を簡単に起こしてしまうあたりを見るに、付き合って良い存在とは到底思えないですね。
触らぬ神云々ではなくて、アホを伝染させる忌まわしい存在にしか思えません。

では、このエントリーはこれで終わります。

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コメント
この記事へのコメント
TBです
中国はどうなるんでしょう?
http://sun.ap.teacup.com/souun/1524.html
書評:『中国現代化の落とし穴』 [中国経済新論:関志雄氏]
http://sun.ap.teacup.com/souun/1389.html
中国は孤立に追い込まれるのか
http://sun.ap.teacup.com/souun/1011.html
2008/07/12(土) 23:59 | URL | 早雲 #-[ 編集]
グローバリストってアホか
  この期に及んでまだ中国を金儲けの道具に使えると勘違いしちゃってるんですね。まあ、たしかに、選挙もないし、基本的人権なんて概念も初めからないし、ダメなら共産党に全部おっかぶせればいいし、こんな使いやすい道具はないでしょうね。
  まあ、コントロール不能な代物だったというのは、もうご愁傷様としか言いようがありませんね。
  とにかく、あの国とはあんまり関わり合いになりたくないです。でもね三輪さん、中国が分裂したら、日本も一緒に破滅するとか言ってる変な人がうちのコメント欄に降臨しちゃったんです(笑)。マスコミのさりげないプロパガンダ、効いているんですねぇ。
2008/07/13(日) 23:15 | URL | ろろ #2pDzSWe2[ 編集]
>ろろさん
 その変な人のコメントを読みました。(というか、昨年後半から貴ブログはよく訪れています)

 検索してみると、チベット問題を書いている反自民的なブログを検索して侵入していると思われ、「アメリカは中東や南米でもっと悪いことをしている」のようなコメントを書いています。
 マスゴミを信じているどころか、チュウゴクに不都合な報道があると、CIAの陰謀とか主張しています。

ttp://futu-banzai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_280b.html
 それどころか「チュウゴク様は、欧米の搾取からチベットを守ってあげているんだ」と言いたげなコメントまでしています。

 国民経済的なことを主張している人たちの中に時々見られますよね。こういう人。
 こういうタイプは、国民経済的な主張をしているとは言っても、距離を置いたほうがいいと考えてますが、どうでしょうか?
 
2008/07/15(火) 12:55 | URL | 北之 茂良助 #0OF0GxPA[ 編集]
>>北之さん
わざわざありがとうございます。件の彼からはまだコメント欄に反論が来ません。まあ、根拠もないし推論も合理性がないから、反論なんかできるわけないんですが(笑)。

イデオロギーありきの人間とは付き合いたくありません。反権力や反米が目的になってしまっているので、何を話してもそういう文脈でしか考えられないでしょうしね。

万に一つ自民党が中曽根政権以前の政策に回帰したら、今度は利権だのカネと政治だの言い出すに決まっています。そういうものです。弱者救済や反格差をイデオロギーのダシにするのはやめてほしいものですね。

自エンドという限度で表面的なお付き合いをするくらいならよいのですが、私の主張にイチャモンつけてくるならさすがに考えますよ。
2008/07/15(火) 13:32 | URL | ろろ #2pDzSWe2[ 編集]
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2008/07/17(木) 17:08:23 | 日々是勉強
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