独立独歩。私は私。誰かに頼るつもりナッシング。それで良し。
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随分前に、「囚人と看守」と言う実験をアメリカで行ったそうです。

X51.ORG : 情況の囚人 ― 1971年”スタンフォード監獄実験”とは


最初は和気藹々と、囚人役と看守役が上手くやっていた実験ですが、最後は凄まじい事になったそうです。

実験に参加した被験者は皆楽観的な気分だった。単に囚人、看守の服に着替えて刑務所風の質素な生活をし、報酬までもらえるユニークな実験といった程度の認識だったのである。

そして研究者もまた、幾らかの騒動さえ期待したにせよ、さほど大きな問題は起こらないだろうことを予想していたのだ。
しかし実験を開始して間もなく、事態は一変した。

囚人役の被験者らは心理的に追い込まれて服従的になり、看守役の被験者もまた支配者として、虐待行為を開始した。
講堂内では暴動やハンガーストライキ(絶食などによる抗議行動)、虐待行為が相次ぎ、スタンフォード大学の講堂は実験開始からたった一週間足らずで、あたかも本物の刑務所と化してしまったのである。

そしてこれら問題により、実験は予定期間の半分にも満たぬまま中止され、研究者らの間には大きな疑問だけが残された。
それは一体何故、単なる模擬的刑務所環境が、かくも短期間で、本物の刑務所さながらの情況へと変貌してしまったのかということである。


そして実験二日目にして、とうとう一人の囚人が精神的に衰弱し、実験からの途中離脱を求めた。
しかし驚くべきことに、この段階で既に、看守らは自分達の役割を極めて真剣に自認しはじめていた。
彼等はその囚人を解放させまいとして”男は衰弱したように見せかけて、ウソをついているに違いない”と、研究者らに話して男を離脱させることに反対したのである。

そしてこの事態を知った囚人らは、いよいよ看守側に憤慨した。
彼等はもはやこの”刑務所”から逃げ出すことが出来ないと確信し、再び大きな暴動を引き起こしたのである。

この暴動を危険視した研究者らはようやくその男性を解放することを決定したが、しかし残された者達もひどく精神的に不安定になり、自己制御不能に陥いって泣き叫ぶ者も現れはじめた。

そして他にも多くの囚人が途中離脱を申し出たが、それらはやはり看守によって拒絶された。
もはや囚人側の被験者が、実験に協力する意志がなく、実験参加による報酬も要らない、と研究者らに申し出たにも関わらずである。


この実験は多くの事を示唆しています。
人間は、一旦「無条件の優勢を手に入れたら、それを手放そうとはしない」と言う事です。選りすぐりの情緒が安定した人間ですらこうなのです。

現在の日本を取り巻く近隣諸国の振る舞い、そして日本国内の反日左翼達は、「日本が同義的に劣った、戦争犯罪国家だと糾弾する事で看守の地位に立とうとしている」のでしょう。
現在まで、それは完全に成功してはいませんが。

昨日の夜に、私はlefty様と南京事件の事について、少し語り合っていました。
彼は反日左翼とは程遠い人間です。なにしろ、プライドとして胸を張れる左翼を目指している人ですから。(彼は水島社長が公平ではないと怒っておられました。参考はこちらのエントリーを。そう言う言い分もあると言う事です。しかも真っ当な言い分です。)

私は南京事件と呼ばれる一連の事件で、流血が全く無かったとは思っていません。しかし、幾つかの事件が場所と時系列で混同されている場合があると思いますし、国民党のプロパガンダも大きく混じっている事は間違いないと思っています。それらの分別は未だ不完全です。

水島社長の努力と、皆の助力がどんな実を結ぶかにも、深い興味を抱いています。
私としては、看守の地位を求め、日本を囚人の地位に貶めようとする勢力に対して、いささかの妥協も危険だと思っています。

結局、「今はその時ではない」と言う事になってしまうのは、真に残念だと思いますが・・・。
戦後これ程の時間をかけて、いまだ南京事件の様相が見えにくく、事実関係が錯綜し、あまつさえ政治的に咆哮が歪められて拡大されている事は、真に嘆かわしい事態だと思います。

歴史を正しく認識する事は、政治や思想が絡むと、これほどまでに難儀になると言う事です。

ちなみに、この囚人と看守の関係は、「公務員と政府」「積極財政と国家負担」など、ありとあらゆる分野で、自民党が日本国をメチャクチャに叩き潰す為に、捏造報道と太鼓持ちどもの妄言で、「国民の視線」とか言う代物で支配しようとしている事は、皆様周知のとおりです。

結局、力関係で「反論できない流れを作る」と言うのは、いかがわしく、不健康で、しかも恐ろしい結果を生み出す結果にしか繋がらないと言う事です。

いろんな事を、違う視線で眺めてみてはいかがでしょうか?
自民党政治、現在の政治全般の問題の根源が見えてくるのでは?と思います。

田原総一郎は、911選挙の前に亀井静香氏を囚人として扱い、国民に小泉純一郎を看守にするようTV番組で訴えかけていました。その後、日本は恐ろしい方向に足を踏み出しました。
看守の暴虐の後遺症は今も続いている。
不況の脱出口は、積極財政と言う囚人を、牢の中から出さない限り見えて来ない。看守である均衡財政は、多分日本を後戻りできない不況に叩き込むだろう。

教師と言う囚人は、父兄(その一部にモンスターペアレントが存在する)と言う看守に閉じ込められています。だから教育も正常に行えない。

私は、今の日本では、全ての力関係が間違っているのだと思います。
皆様はどう思われますか?
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コメント
この記事へのコメント
絶対的な力関係を作ってしまうことは、まともな議論を不可能にするという点で、本当に有害ですね。
本来であれば、財政政策というのは主要な経済政策であるにも関わらず、今の日本では「財政支出=悪」とされて、口にすることすら許されない雰囲気です。その一方で、大手を振って闊歩するのがフリードマンの不肖の弟子共。現実に行われたマネタリズムの結果を見れば、あんなものをまともな政策だとは到底思える筈がないのですが。
まあ、絶対的な力関係というのは、まさにカルトですね。正常な判断力を喪失している状態です。
2008/02/23(土) 17:36 | URL | 雪猿 #-[ 編集]
>雪猿様
中国が絶対正しいと信じて疑わない人達も、言って見れば日本を囚人にしたがっている人達なのでしょうね。

http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=ttalk&nid=989117
こう言う民族を何故持ち上げるかな?
2008/02/24(日) 23:12 | URL | 三輪耀山 #X.Av9vec[ 編集]
まあ、まともな議論ができないという点では、新自由主義者もリベラル左翼も似たようなものですね。ジェンフリや世界平和という自身の理想に凝り固まった連中も、一種のカルトですから。
それにしても、リベラルな連中は右であれ左であれ、不思議と中国を持ち上げますね。
新自由主義者の大好きなのは、一にアメリカ、二に中国ですから(笑)
2008/02/25(月) 00:56 | URL | 雪猿 #-[ 編集]
この「恐るべき実験」を終わらせねばなるまい
この実験が実際にあったこと(esという映画で知りました。まだ見ていないすけど)は知っていましたが、その後の三輪様の解説は新しい視座として興味深く勉強になりました。

以前のエントリーの「シゾフレ日本人」と「権利の多い社会は・・・」と内容が関連していますね。
皆、囚人から虎視眈々と看守の座を目指す・・・あるいは看守になれないまでも看守に気に入られて少しでも良い監房に入れてもらおうとする・・・。

広い目で見ればこの国の人間(世界の大半の人間もそうかな)は皆、囚人なのかもしれないですね。売国奴は看守に気に入られるために同胞の囚人を陥れてよい監房に入る。しかし看守には決してなることはできないし「恐るべき実験」を終わらせることも出来ない。というよりも、そんな意思などはじめからないしそんなことは思いもよらない。ちょっと良い監房に入れてもらっただけで勘違いしてウマウマする、自分が囚人であることを忘却する情けない連中なのでしょう。
(本人は看守のつもりかもしれませんが、看守の側にたった囚人に過ぎないでしょう)


すべての力関係についてはあきらかに間違っていると思います。
教師と生徒、親と子、犯罪者とその被害者、助けたものと助けられたもの、善意を施すものと施されたもの・・・。


この実験についてのリンク先を見ましたが恐るべき、しかし非常に有効な統治の形態ですね。

***一部引用***

更に看守らは今後の暴動を抑止するために心理的攪乱作戦を開始した。まず暴動に関与していない囚人のグループを”良い”監房へ収容して彼等を丁重に扱い、そして関与した囚人のグループを”悪い”監房へと送り、過酷な扱いを行うことにしたのである。そして半日程が経過すると、今度は一部の囚人を、理由を教えずにそれぞれ交代させ、囚人らを混乱に陥れた。つまりこの交代によって悪い監房に残された囚人らは、良い監房に移動した囚人が看守に何らかの密告を行い、その褒美で良い監房へと格上げされたのではないかと推測したのだ。そしてこの巧妙な看守側の作戦は見事に功を奏し、たった二日目にして、看守と囚人の間のみならず、囚人内部でさえ、対立が発生した。

***引用終了***

派遣社員と正社員、下流と上流、勝ち組と負け組み、官僚と国民・・・囚人内部での対立を煽られて乗せられてはいけないですね。敵の正体をはっきりと見定めることとその手口を良く知ることが大事ですね。囚人同士で叩きあいをしている場合じゃない。

我々が戦う際に最終的に目指すものとは囚人から看守の座を奪取するのではなくこの「恐るべき実験」を終わらせることなのかと思いました。
(仮に看守の立場になれたとしても問題は解決しない)

この現実世界では一番の問題は看守なのではなくてこの実験を行っている連中なのでしょうかね?
2008/02/25(月) 07:30 | URL | 憂国皇子 #O1BNfbGM[ 編集]
>憂国皇子様
ええ、貴方の読み方で完全にあっています。
私はそう言う支配の仕方、支配のされ方に我慢がならないのですよ。
人の尊厳をどこまでも冒涜するやり方ですから。

私は良い待遇の囚人になる為に、仲間を売り飛ばす事は選びません。
人は尊厳を失えば家畜になります。
他の囚人を売り飛ばして、過剰に適応するがごときは、自らを家畜と認めている事になります。

囚人も人間なのです。でも、尊厳を売り飛ばし、自分の仲間を売り飛ばした瞬間に家畜となります。
貴方は私の言わんとする所を完全に理解してくれる同士の一人です。

今後ともよろしくお願いします。
お互いに、人としての尊厳だけは失わない様にしましょう。

>雪猿様
>新自由主義者の大好きなのは、一にアメリカ、二に中国ですから(笑)

仲間の囚人の売却先という事でしょうね。
わかっていただけますか?私が米中のどちらも信用しない理由が。
2008/02/26(火) 00:00 | URL | 三輪耀山 #X.Av9vec[ 編集]
三輪様、ご無沙汰しております。

>歴史を正しく認識する事は、政治や思想が絡むと、これほどまでに難儀になると言う事です。

これはその通りだと思います。
中共のプロパガンダ(南京大屠殺の方)と日本人の妙な贖罪意識が上手くブレンドして、前者があたかも南京事件の正体だと誤認識する人がごく普通の一般人であることがその証明ですね。

ただ、私としてはご紹介のlefty氏の当該エントリーに関しては反論があります。
以下の拙エントリーに纏めてあります。
「映画「南京の真実」関西上映会(大阪・八尾)に行って参りました」
http://trekky.mania.cx/blog/archives/2008/02/post_281.html

それでもlefty氏が「南京事件ではお恥しい限りです」そのものが無いではないかと言われれば仕方がありませんが、それでも氏の「そして、映画「南京の真実」では、この松井氏の遺言が収録されているかというと、完全に飛ばされてるんですね。」部分は誤読というか誤観?だと思います。氏は本当にこの映画をご覧になったのですかね。
松井大将の言われた「南京事件」について、私は阿羅健一氏の「再検証南京で本当は何が起こったのか」で述べてある論証が一番妥当性がある見解だと思ってます。

また、lefty氏の論は水島氏が東中野氏の信奉者であることに端を発しているような気がしてます。確かに、東中野氏が可成り問題のある否定論者であることには同意しますけど、現状で多方面からの指摘によって水島氏もそれにお気づきになってきていると云う情報も得てますので、そこは勘案していただきたいな、と思っております。

長々と失礼いたしました。
また宜しければメッセンジャー致しましょう。
2008/02/27(水) 11:06 | URL | kousotsudr #MZh4oN5Y[ 編集]
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