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世界史に見られるランドパワーとシーパワーの戦略VOL172 江田島孔明

今回は、私が以前より指摘している、「アメリカの衰退」が顕著になっている点につき、検討したい。

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まず、洋の東西を問わず、権力とは本質的に暴力を秘めたものである。しかし、真の権力の意味とは、「暴力を使わずに政治的意図を貫徹させる」ことにある。簡単に言えば、武芸者が実際に真剣を抜かず、一瞥のみで、周囲を威圧するということに近い。

中国の古代王朝で、「武」という言葉は「矛を止める」という所からきており、剣聖と言われた塚原卜伝最後に達した境地「無手勝流」も同じ意味であろう。

<参考>
------------引用--------------

http://www.eonet.ne.jp/~tailon/kengou/mutekaturyu.htm

 卜伝が江州琵琶湖の矢走の渡しで船に乗ったところ、そこにいかにも強そうな大男が大声で自慢話をはじめた。
 余りに煩く、他の船客が迷惑そうにしているのを見た卜伝は注意をすると、怒った大男は卜伝に船から降りて「勝負しろ」といきまく、卜伝は陸は見物人が集まってうるさいので、向こうの離れ島で相手をしよう、と言って島に船を着けさせた。
 男は腰の太刀を抜き島に飛び降りたが、それを見た卜伝は船頭から棹を借り、おもむろに岸を突き、わめき散らす男を島に残していったという。
  
------------引用--------------

 しかしながら、以前から指摘を繰り返している点であるが、イラク戦争以降のアメリカは、この原則から大きく逸脱しており、簡単に言うと、失敗の連続だ。
 つまり、アメリカが一瞥するだけで、他の武芸者を圧倒するほどの貫禄をもてなくなっている。
 冷戦終結後アメリカが唯一の超大国などともてはやされたが、実態は江戸幕府の末期に近い状況だったということだ。

 その結果、世界が不安定化しており、下記に示すような、シリアと北朝鮮との間の接触のような事態がおきつつあり、シリアの核開発からイスラエルが空爆を行ったとの情報もある。

 確実に、世界は戦国化へと突き進みつつある。
 私の分析の手法は、歴史を広くかつ、長く捉え、普遍的な法則を見出し、今後を予測するというものだ。
 例えば、我々が経験した政治体制の崩壊とは、直近でも江戸幕府の崩壊や大日本帝国の崩壊がある。これらを例にとり、アメリカ幕府衰退の背景を、見てみたい。

<参考>
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北朝鮮とシリアの党幹部が会談

 北朝鮮の崔泰福(チェ・テボク)労働党書記は21日、平壌でシリアの与党バース・アラブ社会党のサイド・イリヤ・ダウドゥ組織部長と会談した。
 朝鮮中央通信の報道を朝鮮通信(東京)が伝えた。
 具体的な会談の中身は不明だが、米メディアなどが北朝鮮とシリアの「核協力説」を報じるなか、協議の内容が注目される。(ソウル=山口真典)(23:25)

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米、完黙「6カ国」配慮 イスラエル軍機シリア空爆

 【ワシントン=有元隆志】イスラエル軍機によるシリア空爆の情報をめぐって、しきりに流れる米国内報道は多分に、北朝鮮の協力による核開発の阻止が狙いだったという見方に傾いている。
 だが、イスラエル政府も、情報を共有しているとされる米政府も公式には完黙していて、真相や詳細は判然としていない。
 米政府は、27日の再開が21日に発表された北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議に影響を与えることを懸念しているとみられ、協議の場でも疑惑を直接は提起しないもようだ。

 21日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は複数の米政府筋の話として、シリア空爆が核開発にかかわる北朝鮮要員がシリア国内にいることを示す情報を得て行われたと報じた。情報は米政府も共有していたという。
 また、米ABCテレビも20日、米消息筋の話として、9月3日に北朝鮮の船舶が「核計画のための物質」をシリアの港に運んできたと報道した。
 同紙が伝えたシリア国内における北朝鮮要員の存在については、センメル米国務次官補代理代行(国際安全保障・軍備管理担当)も14日、「外国の技術者が何人かシリア国内にいる。北朝鮮の人たちもいることは間違いない」と認めている。

 ただ、北朝鮮情勢に詳しい情報筋は「核専門家ではなく、これまで北朝鮮とシリアの弾道ミサイルでの協力関係から、ミサイル技術者だった可能性もある」と語り、核絡みだったかどうかは今ひとつ不明な部分もある。

 公式の政府発表は今回の事態を表面化させた、「イスラエル空軍機が領空を侵犯した。その際、燃料タンクが落下した」とのシリアのもの、そして、「(空爆は)主権侵害であり、シリアへの全面的支持を表明する」との北朝鮮外務省スポークスマンの声明ぐらいだ。
 先の消息筋は、北朝鮮が遠隔地での事態に非難声明を出した点に注目、「北朝鮮の技術者が空爆の被害に遭ったのではないか」との見方も示す。
 イスラエル政府側からは、箝口(かんこう)令が敷かれているせいか一切、情報が出ておらず、同国元首相で野党リクードのネタニヤフ党首が19日、地元メディアに、「私は当初からこの件に関与しており、支持していた」と話して物議を醸した程度だ。
 ブッシュ米大統領も20日の記者会見で、「一般的なメッセージとして、(北朝鮮が核を)拡散させないよう期待する」と述べ、空爆や北朝鮮のシリアへの核物質輸送などについては「コメントしない」とするにとどまった。
 同紙によると、ブッシュ政権は北朝鮮がシリアの核開発に協力しているとのイスラエルの主張に憂慮はしているものの、6カ国協議への影響を懸念し、直ちに反応することは避けているという。
 同政権がウラン濃縮疑惑を取り上げた結果、北朝鮮が反発して核施設の再稼働を宣言するなど事態がエスカレートした2002年10月の二の舞いを避けるため、「米政府は個別の問題ではなく、拡散しないよう北朝鮮側に確約させることを優先させるだろう」と、複数の6カ国協議筋はみている。
(2007/09/21 23:10)

------------引用--------------

 江戸幕府の崩壊について、幕末の当時の徳川幕府は危機に対応する能力を失っていた。
 260年間の平和により、危機管理能力を完全に喪失するという、人材の払底が著しい。
 徳川幕府は、米を中心に運営された農業政権(ランドパワー)だが、時代は既に商業資本が中心になっており、矛盾が出ていた。

 そのため、薩長をはじめ、西国の大名の中にも商業資本(シーパワー)を上手に利用して藩政改革に成功した勝ち組と、東国の倹約一本で時代に取り残された負け組みが出てきた。

 そんなときに黒船の襲来があり、時の老中阿部正弘は全国の諸大名に意見を求めたそれまで外交については幕府の専権事項であったのに、諸大名に発言を許し参画させる程自信を失っていた。

 次に、経済的にも財政は逼迫し幕府の御金蔵は空で農本主義の年貢に頼る政治は破綻していたのは殆どの諸藩と同様だった。 
 一部の藩では幕府へ領地返上を考えていたくらいだ。

 このように、幕末の幕府は内憂外患が山積していたところに、ペリー来航以降第二次長州征伐失敗がきっかけとなり、政局の対応能力を一気に失い、瓦解していく。

 この間たった15年。

 一番大きな問題は、困難に直面し、決断と実行ができない問題先送りと保身のみの官僚制に陥ったためだ。
 トインビーが述べた「自己決定力」を失ったため、幕府は滅んだ。

 同じように、第二次大戦後のGATT、IMF等アメリカを中心として構築された世界秩序、これを「アメリカ幕府」と呼ぶが、危機に瀕している。
 アメリカ幕府はアメリカ一国の軍事力と経済力が圧倒的に抜きん出ている事をもって、担保されており、この条件が失われると、まさに、江戸幕府と同じ運命を辿る。

 ベトナム戦争から湾岸戦争、イラク戦争への大きな流れは、アメリカの衰退への武力による抵抗、すなわち白色テロとしての新撰組に比肩できるだろう。

 例えば、下記記事に見られる基軸通貨ドルの急落や、本年6月21日、ドイツのポツダムで行われていたアメリカ、EUとインド、ブラジルとの貿易交渉が、決裂に終わった事など、その「具体的な兆候」だ。

 この破談によって、WTO(世界貿易機関)の「ドーハラウンド」は事実上失敗し、米英が「自由貿易」の旗頭のもとに世界の貿易体制を管理してきたWTOの体制も、崩壊に瀕している。

 今回失敗したポツダムの貿易交渉は、6月末にアメリカ政府の持つ「ファストトラック」の貿易交渉権が失効するのを前に、駆け込み的にドーハラウンドの話をまとめようとしたものだ。
 インドとブラジルは、発展途上国の集団(G20)の代表者として欧米との交渉に臨んでおり、ポツダム交渉が成功していたら、その決着を、7月に開くWTOの全体会議で可決し、WTOのドーハラウンドの取り決めとして決定する予定になっていた。
 ポツダム交渉の失敗によって、ファストトラック失効前に話をまとめることは不可能になった。

 アメリカで前回、ファストトラックが失効したのは、行政府が民主党のクリントン政権、議会の多数派が共和党という「ねじれ」が起きていた1994年で、次にファストトラックが成立するまで7年かかっている(大統領選挙によって、行政府がブッシュの共和党になったので再び成立した)。
 今回の失効で、今後、再来年の大統領交代後まで、再びファストトラックが成立することはないだろう。
 民主党は、貿易保護主義の傾向を強めているので、その後の次期政権下でも成立しないかもしれない。

 ファストトラックなしでは、アメリカが2国間、多国間の貿易協定を結ぶことは難しくなる。
 諸外国は、せっかくアメリカの行政府と協約を結んでも、議会に難癖をつけられて改変されると知っているので、アメリカと貿易交渉したがらなくなる。
 その間に世界経済では途上国の力がさらに強くなり、先進国の支配力が低下して、先進国主導のWTOの力は弱まりそうだ。
 アメリカの官僚や財界人には、EUや中国がアメリカ抜きで貿易交渉をするようになるのではないかという懸念もある。

 今後、アメリカは、次にファストトラックを成立させるまでの何年間か、事実上、貿易協定を結べなくなる。
 残されたEUと日本だけの先進国側は弱く、WTOの交渉は成立しない。
 今後は、世界全体を対象にしたWTOの交渉に代わり、2国間や多国間のFTA交渉が多くなりそうだ。先進国が世界貿易体制を支配した時代は終わる。

 サブプライムローンの損失を確定させたアメリカを支配する「国際金融資本」は既に、アメリカからの離脱(ヨーロッパや日本に拠点を移行させ、中国・ロシア等を相手に商売を拡大させる)を射程に入れて動き始めているということも含めて、世界経済におけるアメリカの勢力の衰退が進行している。

 それにつれてアメリカは、大量生産、大量消費、そして需要喚起、略奪のための戦争という傍若無人な従来のやり方が、今後世界的に通用しなくなっていくことも容易に想像ができる。

 そうなると、従米と揶揄されている日本は、この世界状況下においてこれからどうするのか?という点がいよいよ切迫した問題となってくる。
 世界各国で、「アメリカ幕府崩壊後」を睨んだ様々な協力体制の形成が活発化する中、日本にはまだそのような目立った動き、成果はほとんど見えてこない。
 ただ、日本(政界)においても大きく分けて国益派と従米派とがいるわけで、この国益派の勢力、動きが今後の日本の行方を大きく左右する。

 日本における国益派と従米派の動向について、今後もっと追及していきたいと思う。
 小泉構造改革で、従米派が実権を握った自民党は、参院選の惨敗と安倍首相の辞任で事実上崩壊の危機に存している。
 幕末の会津藩が戊辰戦争で破れたのに、二本松は殉じたということに連なるだろう。
 戦後日本の国家戦略は吉田ドクトリンとして、日米安保と米輸出を機軸にして立てられた。その前提が大きく、失われつつある。

 日本はこのまま、問題を先送りしてアメリカと心中するのか。福田政権では、確実に、そのような運命が待ち構えている。

 私が自民党を下野させる真の意図は、江戸幕府のかわりに、薩長への政権移譲が必要だからだ。老中阿部正弘が安倍首相なら、福田氏は勝海舟か?

 今後はアメリカ幕府と天領代官の自民党はともに、政治権力が末期に示す症状である、「人事権濫用」と「朝令暮改」を乱発するだろう。
 同じ局面で勝海舟は幕府の幕引きを行うという使命を自覚していた。

 福田氏の胸中や如何に。

 思うに、日本は古代において、百済と同盟関係を結んでいた。
 7世紀の唐・新羅連合による百済滅亡は、古代最大の事件だが、日本はこの際、百済の遺臣を大量に受け入れ、先進的律令制度を完成させていく。
 はっきりいえば、日本は百済の後継国家になったのだ。

 この故事に習い、今回の同盟国崩壊に際しても、同様に、アメリカ幕府遺臣を引き受け新たな「律令制度」を完成させていく必要がある。
 その際、遷都も同時に行い、米軍に支配された関東ではなく、米軍基地が存在しない関西こそが、真の日本の首都にふさわしい。

 私が昨年から何回か関西地方を訪問し、フィールドワークをした結果、滋賀県南部に首都を置き、名古屋、大阪、敦賀を外港にして、シーパワー戦略を実行していくのがベストであろう。
 そのためにも、自民党は叩き潰す!!

<参考>
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「サブプライム損失 深刻だ」バーナンキFRB議長 米下院公聴会で

 【ワシントン=矢田俊彦】米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長は20日、焦げ付きが増加する低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」について、「世界全体の金融損失は、最も悲観的な予想をはるかに上回った。市場に重圧を与えている」と、影響の深刻さを強調した。下院金融サービス委員会の公聴会で述べた。

 また、議長は「最近の金融市場の動向をみると、経済見通しへの不確実性が増している」と指摘。「物価安定と持続的な経済成長に向けて必要な行動を取る」と強調した。
 FRBは18日、景気下支えのため、政策金利を0・5%引き下げて年4・75%とすることを決めた。
(2007年9月21日 読売新聞)

------------引用--------------
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ドル急落 カナダと等価値31年ぶり 

 【ワシントン=渡辺浩生】20日のニューヨークの外国為替市場で、カナダドルの対米ドル相場が1ドル=0・9992カナダドルに上昇、1976年以来、31年ぶりに両通貨が1対1の等価水準となり、市場関係者を驚かせている。ユーロなど主要通貨に米ドルが全面安の状態が続いていることが影響している。

 低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題を契機に米景気の悪化懸念が高まり、米ドルはユーロ、円など主要通貨に対して全面安の展開が続く。米連邦準備制度理事会(FRB)による18日の利下げがこの流れに弾みをつけ、1ユーロ=1・40ドル台をつけ最安値を更新。

 加えて、カナダは資源大国であり、最近の原油高と商品市況の高騰が自国の通貨高に作用した。
 ともかく、米国人にとって隣国カナダドルと等価値になったのは「フォード大統領時代以来」の現象。カナダ名産の「メイプルシロップ1瓶の値段はトロントでもニューヨークでも同じということ」(AP通信)と嘆き声も漏れている。 
(2007/09/21 08:40)

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世界史に見られるランドパワーとシーパワーの戦略VOL58 江田島孔明

 今回、遂に激動の時代に突入した日本と日本人にとって、何が最も必要かについて、考えてみたい。

 国家や民族にとって、最も必要なものは何であろうか。経済力であろうか軍事力であろうか資源であろうか。私はこういった条件もさることながら、最も重要なものは「自己決定」をするという点だと考える。
 イギリスの歴史学者アーノルド・トインビーは、その著書「歴史の研究」の中で、あらゆる文明が衰退する原因は、自己決定能力の喪失にあると指摘している。世界中のあらゆる文明や国家の盛衰を研究した結果である。

 日本史を例に取ると、嘉永六年、ペリーの率いるアメリカ東インド艦隊が日本に開国を迫ったとき、老中阿部正弘は外様を含めた諸藩に意見を求めた。江戸時代を通じて、外交権は幕府が一手に握っており、これは極めて異例のことであった。意見を募ること自体は、ある意味画期的ではあるが、方針を自分で決めることができなかった徳川幕府の衰退の兆候とも言える。実際、阿部正弘は幕府内の反対論者との調整がつかず、やむを得ず諸藩に意見を求めたのである。このことが諸藩による幕府への侮りにつながり、結局は幕府は15年後、瓦解する。

  トインビーはまた、「指導者が指導する能力を失うと、彼らの権力保有は濫用になる。兵卒は反抗し、士官は力ずくで秩序を回復しようとする」とも述べている。その後に大老となって幕政を仕切った井伊直弼が頭に浮かんではこないだろうか。井伊直弼は将軍の後継問題をめぐって強攻策をとり、結局は暗殺に斃れた。
 トインビーの主張は、文明・国家に限らず、どのような組織についても当てはまることなのではないだろうか。リーダーが決断できない、新しい提案があっても内部で足を引っ張りあう、従来のしがらみや人間関係で改革ができない、議論ばかりでいつまでも物事が決まらない、独裁者の横暴を止められない。これらはどんな組織でもみられる衰退の兆候である。指導者は常に目を光らせている必要があるであろう。

 20世紀の日本史において、この点が最も顕著に現れたのは、終戦前後から日米安保の締結にかけての期間だろう。この時期日本は指導者不在で、事実上、重要な国家的意思の決定は全て昭和天皇陛下が行っていた。東条から吉田にいたる表の指導者はそれぞれ敗戦、戦後の占領という激動期において、意志決定ができず、内部の権力争いに終始しており、政府は不在であったともいえる。このような過程でマッカーサーと昭和天皇陛下は7度も会見している。水面下の天皇とマッカーサーの会見内容はいずれ明らかになるだろう。
 要するに、20世紀の日本の「自己決定」はかろうじて昭和天皇によって担保されていたのだ。

 では、現在の最大の問題とはなんだろうか。それは、日本政府が自己決定能力を喪失したという点であり、これは昭和天皇崩御以降の重要な問題だ。自己決定能力を失うと、朝鮮半島のような運命をたどる。すなわち大国への事大だ。今まさに、日本はその瀬戸際にたっているといえよう。そして、日本が本当に自己決定力を取り戻すには、戦争と天変地異により、国民の何割かを失うような危機を経験しないと不可能だとも考える。近未来の大震災や対中戦はそのための契機だろう。
 真の意味での日本再生には、このようなクライシスを経験し、若者の顔つきが変わったときにこそなされるだろう。日本はまさに、ローマやカルタゴあるいはベネチアといった、かっての海洋国家が結局は衰退したということを繰り返すのかどうかの瀬戸際だ。

 繰り返す。「国家や民族は財政破綻では滅びないが、自己決定を失うと、容易に滅びる」 以上



------------引用--------------


以上
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コメント
この記事へのコメント
なるほど
>アメリカ幕府遺臣を引き受け
>新たな「律令制度」を完成させていく必要がある。

  イデオロギーに染まっているシンクタンクは別として、第7艦隊と理系技術者は欲しいところですね。

>滋賀県南部に首都を置き、
>名古屋、大阪、敦賀を外港にして、
>シーパワー戦略を実行していく

  確かに、太平洋に向かっていて、しかも内海の東京湾があるだけの現首都では、リアリズムに基づいたシーパワー戦略は厳しいでしょうね。
  日本という国を古代以来の東(農業国)と西(商業国)の攻守同盟という観点から見れば、岐阜から大阪に至る一体が都になるのは当然のことです。私としては驚くに当たりません。
  なるほど、関西旅行にはこういう意味があったのですね。

  で、蛇足ながら、もう一つテコ入れしなくてはならないのが、「日本海側の港の地政学的位置づけの見直し」です。
  孔明さんの案ですと、敦賀が日本海の玄関口になるようですから、ここにある原発は安全保障上機能を完全停止するしかありません。その上で、舞鶴と小浜を海軍基地として復活させてお金を落とせば、若狭湾沿岸も潤うでしょう。福井県民はきっと喜びますよ。
  また、それ以外の日本海側の港にも、軍事的な機能が必要ですね。朝鮮と中国に睨みを利かせるには対馬と沖縄はどうしても強化しなくてはいけませんし、ロシア対策には函館ですかね。対馬と函館を援護する艦隊の本拠地は新潟がいいでしょう。
  あとは、海保の基地を離島にバンバン作って、密航移民という間接侵略の手段を封殺しましょう。

  なお、関係がありそうな記事をトラックバックさせていただきます。  
  
2007/09/24(月) 01:21 | URL | ろろ #2pDzSWe2[ 編集]
或いは米に日本人を9000万程度移民させて
アングロサクソンに代わって
米の主導権を握ると言う事は
無理なのかだろうし
日本には3000万程度老人中心に残すと言う様な
方向も有るかも知れぬが
(日本人は日本に近い西岸中心に移住させ
 米の首都もシアトル辺りに置いて
 経済首都もロス辺りに置くと言う手も
 有るだろうか)
2007/09/24(月) 08:55 | URL | 某研究者 #n08XGfOg[ 編集]
新潟港も援護しますよ。越後は上杉兼信公の土地です。田植えと収穫の時期は、いくさを止めて民の為に田んぼに戻りますが、それ以外の時期ならば、義の為に孔明様を応援いたしております。
2007/09/24(月) 09:02 | URL | 毘沙門天の化身 #-[ 編集]
事大党
「自民党」は「事大党」に名前を変更した方がいいですね・・・。
2007/09/24(月) 10:58 | URL | 喜八 #WE/hy34.[ 編集]
新参金沢港には……
最新鋭巡視船「はくさん」が40mm機関砲を構えて鎮座しております。かつての要衝七尾港には既に巡視艇しかいません。
内海から外洋重視へと帝国海軍直系の海保もシフトしているのでしょう。
2007/09/24(月) 12:57 | URL | のらくろ #-[ 編集]
狼煙からの依頼
狼煙の内容が3度消されています。理由は判りませんが、これが最後通牒だという事です。
この内容が消された瞬間に貴方が下に書く方法で彼らは公開して処理するでしょうよ。

-----------

次に、私をアクセス禁止にしたら連山側の対日法務代理人と連絡が取れなくなります。
アクセス解除をしたくないならどうぞ。私には関係のないことです。仲介は致しません。
貴方の好きな法廷に話は行きます。

ハンドルネームでいいので公式に謝罪する。
できないなら法務代理人が所定手続きを取るでしょう。後は実名で勝手にして下さい。
間に入った人々を思いやる気持ちが無い人間にはそれが相応しい。

愛自分のネオ侍達
チーム連山の方々、貴方たちの事ですよ。 期限きれですので、約束のとおり糾弾エントリーを再開します。 今後は止めだては誰に
も行えないものと覚悟して頂きましょう。 では読者の方々、詳しくは後半で。 ↓ ブログランキング ブログランキング
07/09/23 20:33 - http://klingon.blog87.fc2.com/blog-entry-390.html

一度だけチャンスを差し上げよう
連山関係の深夜にアップした記事は下書き状態に戻した。 とあるお方からの助言を聞き入れたからだ。 今の時点では非公開にして
いる。 けれどまだ存在しているからね。あんまり安心したらいけないよ。 三輪はやるとなったらとことん行くからね。どこまでも
突っ込むよ。 それを念頭に連山の方々から「コメント欄に非公開」で返答のコ…
07/09/23 11:15 - http://klingon.blog87.fc2.com/blog-entry-389.html キャッシュ

更に返事を待ちましょう
先ほどまでアップしていたエントリーですが、一旦下書き状態に戻しました。 こう言う事は三輪のレッドアラート始まって以来の
出来事です。けど、「既に話はついている」と先方が勘違いしていたと言うのならば話は別です。
2007/09/24 08:25 - http://klingon.blog87.fc2.com/blog-entry-392.html
2007/09/24(月) 14:58 | URL | 伝言 #c57omlec[ 編集]
横田基地延暦寺説
滋賀県南部を新首都とするなら、其処と関空と中部空港はリニアで結ばないとね。個人的には新首都を北海道の苫東工業地帯を推薦したいのですが…

東京の横田基地は昔で言う所の比叡山延暦寺(僧兵が跋扈する)という所でしょうか。
2007/09/24(月) 15:02 | URL | ケーキ屋 #DL0dExLA[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/09/24(月) 17:14 | | #[ 編集]
>伝言
>狼煙の内容が3度消されています。理由は判りませんが、これが最後通牒だという事です。

最後通牒って、国同士で外交とか戦争でもしてるつもり?

>この内容が消された瞬間に貴方が下に書く方法で彼らは公開して処理するでしょうよ。

別に消すつもりないけど?

>次に、私をアクセス禁止にしたら連山側の対日法務代理人と連絡が取れなくなります。

対日法務代理人って何?外人な訳ですか?
それと、連絡が取れないから何?

>アクセス解除をしたくないならどうぞ。私には関係のないことです。仲介は致しません。

彼の言っている事は意味不明であり、荒らしと認定していた訳ですが?
有意性のある文言を書かない人にコメントはさせないのが私の方針ですし。

>貴方の好きな法廷に話は行きます。
私の好きな法廷などありません。

>ハンドルネームでいいので公式に謝罪する。
サイトの管理人が有意性のない、不適当と思えるコメントを消して何が悪いのか?
謝罪の必要など最初から無いですね。

>できないなら法務代理人が所定手続きを取るでしょう。

ブログにアクセス禁止にした事で何の法的措置を取るのかまずそこから教えて頂きたいですね。

>後は実名で勝手にして下さい。
>間に入った人々を思いやる気持ちが無い人間にはそれが相応しい。

言いたい事が良くわからないね。
実名で勝手にすると言うのは法的措置を取ると言う事?
そう仄めかしている訳?

ふーん。
なるほどねぇ。君たち私が今揉めている集団のメンツだって事ですか?
あの狼煙もあちらさんのメンツ?
信じられないねぇ・・・。

まあ、そう言う事ならばアクセス禁止を解除しようか。
次回以降は有意性のあるコメントを頂けると信じてね。

それと、彼の使ってるIPだけどね「RIPE-CIDR-BLOCK」でしょ?
これってSPAMの発信先として有名なところじゃない?
こんなIP使ってくる人に何の返事をすれば良いのかわかんないけどね。
2007/09/24(月) 17:16 | URL | 三輪耀山 #X.Av9vec[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/09/24(月) 17:29 | | #[ 編集]
メールを送っておきました。
お確かめ下さい。
本当にご迷惑おかけして申し訳ないです。
2007/09/24(月) 17:38 | URL | 三輪耀山 #X.Av9vec[ 編集]
謝罪をする意思は金輪際無いという固い意志です。
遅くても明日中には連絡が行くでしょう。
2007/09/24(月) 17:57 | URL | 狼煙 #Y61Apw2.[ 編集]
何か凄いこととなっていますね。
2007/09/24(月) 18:01 | URL | ケーキ屋 #DL0dExLA[ 編集]
>狼煙
君のコメントを削除した事に何の謝罪が必要なのかわからない。
あのコメントはIPを見て、SPAMコメントだと思ったから内容を見ないで消した。
それだけだが、問題があったんだろうか?

>ケーキ屋様
ええ、凄い事になってますね。
2007/09/24(月) 18:13 | URL | 三輪耀山 #X.Av9vec[ 編集]
ろろ様

私案では北海道の地政学的重要性は
間違いなく増大します。その際、内地との連絡用の函館でなく、外洋に向いた根室や稚内が意味をもちます。北極航路開拓と地球温暖化で北海道が農業大国や輸出入貿易センターになるでしょう。日本のNYを北方領土につくります。そして政治的中心は関西です。

毘沙門天の化身様
ありがとうございます。

新潟は金沢や直江津より、重要です。理由は信濃川や関越道にり、一気に関東と繋がるから。
戊辰戦争の勝敗も官軍が新潟港を押さえ、奥羽越列藩同盟の補給が絶たれたためです。
2007/09/24(月) 19:54 | URL | 孔明 #-[ 編集]
ケーキ屋様

北海道については上記のとおりです

米軍は確かに現代の比叡山かもしれませんね

某研究者さん

その発想、ランドパワーですよ
2007/09/24(月) 20:01 | URL | 孔明 #-[ 編集]
移民するより
51番目の州に
なるほうがいいのでは?
2007/09/27(木) 22:04 | URL | underdog #-[ 編集]
世界史に見られるランドパワーとシーパワーの戦略VOL173   
                           
江田島孔明

石積みの「太閤堤」 一部を発掘 京都府「乙方遺跡」
2007年09月08日
 「太閤(たいこう)さん」と呼ばれた豊臣秀吉(とよとみ・ひでよし)が京都の宇治川のつけ替え(流れの経路をかえること)の際に造ったとみられる石積みの堤防(ていぼう)「太閤堤(たいこうづつみ)」の一部が、京都府宇治市の「乙方遺跡(おつかたいせき)」で見つかりました。宇治市歴史資料館が5日に発表しました。マンション建設に先立ち発掘調査(はっくつちょうさ)をしていたところ、幅5.5メートル、高さ2.2メートルの堤が75メートル続いていました。
 秀吉は1592年に伏見城(京都市伏見区)を築きました。それにともなって、大坂(大阪)との間の舟の交通を確保し、城下に人や物を集めようとしたとみられます。

今回は、私が前号で述べた「関西遷都」について、政府懇談会の報告が出たことを踏まえて、検討したい。

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070922AT3S2102S21092007.html
全国12道州の私案、政府懇談会座長が公表
 政府の道州制ビジョン懇談会の江口克彦座長(PHP総合研究所社長)は21日の懇談会会合で、全国を12の道州に分ける私案を公表した。統治機構を国、道州、基礎的自治体(市町村)の3層制とすることを明記。基礎的自治体の数は300とした。国家公務員定員の50%削減など行財政改革の目標も提示。懇談会は江口氏の私案などをたたき台に議論を進める。
 私案では国の役割を外交、安全保障、年金、医療保険などに限定。道路や通信基盤の整備は道州、身近な福祉や教育は基礎的自治体にできるだけ移譲する。道州案は東京23区と大阪府を特別州とし「東北」「北陸信越」など全国を12に分ける。国会は衆参の2院制を維持するが、衆院の定数を300とするなど議員の4割削減を掲げた。(07:01

 まず、私の基本的認識は、全ての政治的決定は地政学と歴史により決せられるという点につきる。そして、全ての政治的決定には、前例となる模範が必ずあり、そこから普遍的法則を導き出すことができると信じている。
 このような視点に立ち、日本史を概観すると、特徴的な傾向がはっきりわかる。それは、「西日本の政権がシーパワーであり、東日本の政権はランドパワー」ということだ。
例えば、西日本に拠点を置いた、平氏、足利幕府、織豊政権は全て、海上交易に基礎を置いていた。その延長として、外征傾向もあったといえる。しかし、東日本の政権、鎌倉幕府や江戸幕府は交易を制限し農業主体の土地に基盤を置いた政権だ。この傾向は古代より現代に至るまで一貫している。私は、そのことを確かめるため、最近、琵琶湖の竹生島と埼玉県行田市の稲荷山古墳を訪れた。その地に立ち、目を閉じると、竹生島ではシーパワーの囁きを、稲荷山の国宝「国宝「金錯銘鉄剣」」の前では、ランドパワーの雄叫びを聞いた。
<参考>
http://www.sakitama-muse.spec.ed.jp/exhibition-room/kokuho-exhibition/archaeology.htm
金錯銘鉄剣銘文
(表 銘文)
 辛亥の年七月中、記す。ヲワケの臣。上祖、名はオホヒコ。其の児、(名は)タカリのスクネ。其の児、名はテヨカリワケ。其の児、名はタカヒ(ハ)シワケ。其の児、名はタサキワケ。其の児、名はハテヒ。

(裏 銘文)
 其の児、名はカサヒ(ハ)ヨ。其の児、名はヲワケの臣。世々杖刀人首と為り、奉事し来り今に至る。ワカタケ(キ)ル(ロ)の大王の寺、シキの宮に在る時、吾、天下を左治し、此の百練の利刀を作らしめ、吾が奉事の根源を記す也。

(表 口語訳)
 西暦四七一年の七月中旬に、私、ヲワケの臣は記しておく。私の遠い祖先の名はオオヒコ。その児
(の名)はタカリのスクネ。その児の名はテヨカリワケ。その児の名はタカヒシワケ。その児の名はタサキワケ。その児の名はハテヒ。

(裏 口語訳)
 その児の名はカサヒヨ。その児の名は私、ヲワケの臣である。私の家は代々杖刀人(じょうとうじん)の首として、大王にお仕えして今に至った。ワカタケル大王(雄略天皇)の朝廷がシキの宮におかれていた時、
私は大王の天下を治める事業を補佐し、この鍛えに鍛えたよく切れる刀を作らせて、私が大王にお仕えした事由を書き残しておくものである。
思うに、日本の文明史的意義とは、同じ国の中に、東日本と西日本という、ランドパワーとシーパワーを内包し、かつ、両者を「止揚」してきた唯一の文明ということだ。人類が近い将来破滅することがあるとすれば、それはランドパワーの強欲とシーパワー狡猾が共存できず、破滅的対立を迎える事態に陥ることが原因となることは確実であり、日本はその歴史を通じて、両者の「調和モデル」を提示してきた。ここにこそ、日本がランドパワーVSシーパワーの狭間で生き抜く鍵が隠されている。
 その解こそが、日本史の根本テーゼである、「東日本と西日本の分業あるいは同盟」ということに行き着く。
 中央集権国家の成立を急ぐ明治政府の方針で、日本は古代から統一国家であったかのような史観が捏造されたが、とんでもない欺瞞だ。東西日本は、江戸時代に至るまで「別の国」といってもいいくらいであり、そのことが日本国内の多様性や朝廷と幕府の二十権力構造モデルを担保した。この点が見えないと、日本史の真の意味は見えてこない。江戸期において、政治と経済は江戸と大阪に分業されており、大阪では、資本主義の先駆となるような事例が得解に先駆けて誕生していた。瀬戸内海、太平洋、琵琶湖、日本海という四つの海に接する上方の地の利(海の利)を考えれば、経済発展には、大阪のほうが有利なのは自明だろう。そして、政治と経済というエトスが異なる両者を棲み分けさせるために、分業体制は意味があった。
 ではなぜ、明治政府はこのような分業体制をやめ、東京一極集中を選択したのか。思うに、明治政府とは、国際金融資本の杯を受けた薩長が主導した親英政権だが、おそらく、英国の指導があったのであろう。朝廷と政府が二元的になっている状況は、彼らにとって、幕末の騒乱につながる、望ましからざる状況なのだ。先例として、井伊直弼が勅許の無いまま開国に踏み切ったことが戊辰戦争につながった事があげられる。
権力の二重構造は、日本にとってはブレーキの意味があっても、国際金融資本にとっては邪魔でしかない。これが、私が考える明治天皇の東京遷都の意味だ。ちなみに、明確な勅令や法令等で、「東京遷都」が発布された事実はないという。
前号にも書いたが、現在の世界情勢は、「アメリカ幕府を中心とする世界秩序の崩壊」すなわち、長期的な目で見れば、大航海時代に端を発する国際金融資本の世界支配体制の終焉なのだ。そのため「首都東京」の後ろ盾のとして、「幕府」が崩壊しつつあり、その代官としての、「自民党」や代官所在地「東京」もその地位が危うくなりつつある。道州制の議論は、このような歴史的背景を理解して議論すべきだ。はっきり言えば、明治以降の中央集権体制とは、日本が、国際金融資本の下部組織に組み込まれたことを意味する。その大枠が崩れれば、従来の姿である、「東西日本の分業と同盟」体制に移行するのは自然な姿だ。
日本の政治的中心が西日本へ移行する理由はもうひとつある。それは、中国の東シナ海洋進出とロシアの環太平洋国家への脱皮だ。簡単に言えば、「日本海と東シナ海が最前線になる」事を意味する。この地政学的パワーバランスの大変動において、日本海や東シナ海に遠い東京ではなく、両者への距離が近い関西こそが、大本営の設置にふさわしい。中世の文禄・慶長の役や近代の日清戦争時、指導者である秀吉は肥前名護屋城に対陣し、明治帝は広島で議会を招集した。つまり、大陸と事を起こすとき、西日本で指揮をととることは自然な流れだ。
安全保障の観点から、米軍基地に囲まれ、したがって、核攻撃のターゲットであり、かつ、震災の可能性が高い東京の脆弱性を考えると、関西は、多少は安全だろう。関西の中でも、歴史的に琵琶湖南部は地震が少ないという。名古屋、大阪両都市へのアクセスを考えると、遷都の地は、天智天皇の誇示に習い、大津京から信長の都である安土の中間のいずれかがベストであろう。これが、私が達した地政学的結論だ。ちなみに私は「遷都」についてはこう考えている。斉明天皇が飛鳥にいた時点、あるいはそのもっと前から、近江には有力な渡来人あるいは豪族がいて、その集団は中大兄皇子に肩入れしていたのではないか。天智は、白村江の戦いに敗れて筑紫から大和へ戻ってくるとき、大勢の百済の亡命者達を引き連れて来ている。そしてその亡命者達は多くが琵琶湖の南側に居
住したと考えられる。それはずっと以前からそこが「同郷」のムラだったからではないだろうか。その為天智は「大友皇子」も彼らに養育させ、自らもその地に移って新たな国家を建設しようとしていたのではないだろうか。天智は、肩入れしてくれる集団への見返りとして近江に都を定めたような気がする。近江に遷都してわずか5年で天智天皇はみまかり「壬申の乱」に発展するが、もし天智があと20年生きて「近江京」を本格的に整備できていたら、今の日本の首都は滋賀県だったかも知れない。

 関西遷都後の」新日本における、北海道の重要性も考える必要がある。

北海道が重要なのは、地球温暖化により北極の氷が溶解することが確実で、ランドパワーとシーパワーの決戦正面になるからだ。
北極航路が開設されると、日本とロシアや欧州、北米との物流が根本的に変化するであろうし、中継基地兼補給基地としての北海道の地政学的重要性は、間違いなく高まる。

その際、北海道が農業生産基地としても有望である点が重要だ。つまり、太平洋航路やインド洋航路が物流の中心だった時代、横浜や神戸でよかったが、北極海航路の出現を念頭に置くと、稚内や根室といった外港が開発される必要がある。そして、私の積年の主張である北方領土の商品取引所化により、日本海沿岸国と北極沿岸国を結ぶ機能をもたせることもできるだろう。つまり、北方領土がインド洋と太平洋の中継地であるシンガポールのような立場になるのだ。

 そして、ここ(北方領土)が、国際金融資本との「出島」となる。

 このように、江戸幕府が長崎でそうしたように、北海道と北方領土を軸にして日本、ロシア、国際金融資本の「三すくみ」状態を形成できるかが、ランドパワーとシーパワーと日本の「バランス」を図っていく上で、重要になるだろう。

今後、両者のバランスが崩れることは、人類の破滅につながる。VOL82で示したように、そこを調和させるのが、日本の文明史的意義だ。

人類がランドパワーVSシーパワーの相克から脱却するには、善悪二元論の一神教から紛争解決手法として「三方一両損」の大岡裁きや「じゃんけん」を生んだ日本の英知(武田信玄の「勝ちは七分をもってよしとする」)への移行が鍵となる。二元論では、食うか食われるかしかない。三すくみがもっともバランスがよい。これが、江田島孔明の「天下三部」の計だ。

 このようなグランドデザインを描いた上で、日本海沿岸と関西以西は商品流通の基盤、東海地方は製造業の拠点(トヨタ自動車は28日、改良を加えた燃料電池システムを搭載した燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV」の公道走行試験の一環として、同日、大阪-東京間の長距離走行試験を実施し、途中で水素を補充することなく完走したと発表した。)とし、東日本は農業の基地とするという、道州間の分業体制を構築していくべきだ。地球温暖化による環境変化は日本産農作物の価格高騰につながる可能性を秘めており、東日本はそこに活路を見出すべきだ。

温暖化で北極航路に現実味…小島の領有権争いが過熱
 地球温暖化で北極の氷が溶けるとの予測が出るなか、カナダとデンマークの間で、極北の無人島をめぐる領有権争いが過熱してきた。デンマーク領グリーランドとカナダのエルズミア島を隔てる幅40キロほどの海峡の中ほどに位置するハンス島。いまは船影もほとんどないこの海峡が、北米と欧州、アジアなどを結ぶ「北極航路」の要衝になる可能性が出てきたためだ。(坂本英彰)
 AP通信などによると、デンマークとカナダは1973年に海峡の中間に境界を引く合意を結んだが、ハンス島の帰属は保留にされていた。ところが84年、この氷と石の島にデンマークのグリーランドの担当大臣が上陸、国旗を掲げてポールの根本に「ようこそデンマークの島へ」とのメッセージを残した。デンマーク軍などの上陸はその後も続いたため、2005年、今度はカナダの国防大臣が兵士とともに上陸して国旗を掲げた。
 もっとも両国は穏当な解決を目指して大きな外交問題に発展してはいないが、新たに持ち上がってきたのが地球温暖化の急速な進展予測だ。「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)は今年2月、今世紀末までに最大6.4度の気温上昇予測を発表。米航空宇宙局(NASA)も今月、2004年ー05年に北極海の多年氷が14%減少したとのデータを公表した。
 米国の学会誌には、2040年夏に北極の氷はほぼ消滅するとの試算も掲載され、北極海をタンカーなどが行き交うということがにわかに現実味を帯びてきた。
 北極海を挟んで米大陸とユーラシア大陸は対岸にあり、航路が開かれるメリットは計り知れない。北極海への入り口にあるハンス島は地政学的に極めて重要性を位置を占めることになる。
 さらに、同島海域の石油などの資源探査、あるいは漁業問題なども絡み、同島をめぐる領有権争いが今後、激しくなる可能性も指摘されている。
(2007/04/07 12:31)


http://mediajam.info/topic/197746
地球上の未開発の石油、天然ガスのうち、4分の1が眠るとされる北極海で沿岸諸国の資源争奪戦が始まった。ロシア、米国、北欧が海底調査を進める一方で、カナダ政府は北極海域に新たな軍事施設を建設するとけん制。地球温暖化の影響で北極海の氷が減少し、将来の開発が容易になるとの各国の見通しが背景にある。

 「北極をめぐりロシアと西側が冷戦を始めた」。ロシア紙コメルサントは、各国の動きをこう表現した。

 ロシアの有人潜水艇が今月2日、深さ4200メートルの北極点の海底に世界で初めて潜り、チタン製のロシア国旗を立てた。調査団によると、潜水前には調査船の上空に北大西洋条約機構(NATO)のものとみられる偵察機が飛来し、米国が警戒している様子を肌で感じたという。

 1994年に発効した国連海洋法条約では、海岸から200カイリ(約370キロ)以内の排他的経済水域(EEZ)範囲外でも、海底の地質や地形が連続する“地続き”であれば一定の条件でその国の大陸棚とみなされ、海底資源開発などの権利を主張できる。
http://www.jcci.or.jp/cgi-news/jcci/news.pl?3+20070914102646
北京の高級百貨店に日本食品常設店舗を設置(農林水産省) (2007.9.14)

 農林水産省はこのほど、平成19年度「農林水産物等海外販路創出・拡大事業(常設店舗活用型輸出対策)」の一環で、中国・北京に設置する常設店舗に出品する食品などの募集を開始した。店舗は、北京で最も富裕層が集まるデパート、新光天地(台湾三越と北京華聯との合弁会社)地下1階のスーパーマーケット内で今月23日にオープンする。集客が見込める週末には、毎月テーマごとに地域産品フェアなども開催する。専属販売員を配置し、試食のほか、「安全安心」「へルシー」な日本食の魅力を消費者に紹介し、販売向上につなげる。同時に、北京の他の店舗も含め、中国の主力都市の百貨店、スーパー、日本料理店、高級中国料理店、外食チェーンなどにも販売を行う。取扱い商品は農水産物のほか、酒類(日本酒、焼酎など)、菓子・飲料(和菓子、清涼飲料 水など)、干物・乾物類、調味料(醤油、味噌など)、加工食品、各県特産物など。食品の募集締切は10月30日(第1次)。
 同省では、すでに7月末から、香港、シンガポール、クアラルンプール、台湾(中歴及び新竹)にも常設店舗を設置。出品情報の提供、地域産品フェアの開催などについての要望・提案を受け付けている。


http://npslq9-web.hp.infoseek.co.jp/sls082.html
世界史に見られるランドパワーとシーパワーの戦略VOL82
 江田島孔明

 今回は、今後の文明のあるべき姿について、考えてみたい。

 西欧で起きた産業革命以来、文明のモメンタムは、シーパワーに主導された「利益の追求」によってなされた。それを資本主義と呼んでありがたがってきたわけだが、弊害として、共同体の喪失や自然環境の破壊が起きた。

 過去の文明の衰亡には、家族や地域の助け合いや相互扶助の欠乏というのは決定的に影響していた。日本もそのパターンにはまりつつあるのである。さらに西欧近代の自然科学を基盤とした進歩、競争するだけのベクトル、モメンタムは結局文明を衰亡させる。

 かっての地中海沿岸が緑深き沃野だったのが、開発により緑(レバノン杉)を失いやがて滅びた。翻って日本の江戸期など山林開発に禁制を設け、枝一本は腕一本、一木は首一つといった重大な罪に問い、しかし260年の安定を維持したことの対比は重要である。

 シーパワーは危機に際して、新たな枠組みを作ることによって先へと進み、未来を切り開いてきた。その先進性、開明性は今後「利益」、「個人」、「進歩的発展」から、「環境」、「共同体=個人ではなく他者との絆」、「持続的発展」へと向かうであろう。

 その為に近代の枠組みを変える時が来たのである。提言としては、社会の最小単位である「結婚」の意味を再度見直し、具体的には、婚姻にあたり、双方が合意できる契約書を作成し、できるだけ紛争や利害を調停する枠組みを構築すべきである。ここをしっかりしていないから、容易に離婚に走るのである。

 さらに、地域が今後の重要な社会集団となることは疑いなく、企業も社員の地域活動を積極的に後押しすべきである。地域の青少年と中高年の交流の場を設け、青少年の夢、未来に対して、中高年がバックアップし、積極的に投資する枠組みを設けるべきである。

 華僑や金融資本がバイタリティーを失わない、真の理由はこのやり方を歴史的に維持することにより達成される世代間の連帯にある。この実現により、そのほとんどが中高年に所有されている、日本の1200兆円といわれる金融資産は有為な投資先として、次世代を担う「人」の育成に回るのである。無意味な金融商品で浪費するよりはるかにましである。

 西欧のシーパワーは砂漠の神である、一神教をいただいていた。旧約聖書の十戒が「殺すなかれ」で始まっていることは、一神教徒の精神性を知る手がかりである。日本人の原点とされる十七条憲法の第一項が「和の尊さ」であることは彼らと比べて、日本人の精神性の高さを物語る。

 日本人の精神性を語る上で、神道的多様性(八百万の神々)という思想は重要である。それぞれがそれぞれに貴いものを持ちながら、みんなで一緒に調和しつつ、しかもその全体が最適になる社会をつくるのだという発想が、日本人の原点にある考え方のだ。 

 砂漠の神を戴く一神教及び金融資本にフリーハンドを与えた結果、部分最適と個人の利益が極大化した結果、世界環境は重大な危機を迎えている。彼ら自身のパラダイムで現代の諸問題は解決できない。

 新たなパラダイムは我々日本人が提案して示していかなければならない。日本こそが、ランドパワーを内部に包摂し、しかもシーパワーの論理性をも兼ね備えた文明を世界に示しうる。

 多神教に依拠する縄文と弥生の頃から、日本の歴史は両者(ランドとシーの両パワー)の「対決から止揚」というパターンをとった。近代のパラダイムを相克することは、世界に唯一の「多神教シーパワー」日本にしかできない。

 現代において、日本こそが人間と自然や社会の発展を高い次元で両立させているのであり、基盤である最古、最長の文明の縄文が一万年以上に渡って自然と調和を保ち持続的発展を遂げた意義を、再度見直さなければならない。

 今後、日本は金融資本と直接、間接に向き合っていくだろう。そうした中で、金融資本が日本を飲み込むか、または、日本が金融資本を飲み込むかが、世界史の転換点になっていくだろう。

 今こそ世界レベルでシーパワー諸国に日本の文明史的意義を訴え、理解、実践させるべき時なのである。「環太平洋連合」樹立の真の意味はここにある。
以上
(江田島孔明、Vol.82完)
以上
2007/09/30(日) 11:59 | URL | 孔明 #-[ 編集]
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